おまわりさんが言っていた、ハデな車が村に侵入してきやがった。
どんな奴だ、村は駐車禁止撲滅キャンペーンの真っ最中なのに。
021
お前かぁ、おまいがその車の持ち主かぁ。
何が何かごようなのかしらっだ。
なべのすけのくせに、自称カリスマのくせに偉そうに。
024
聞いた、ミーだって。
おめぇはピンクレディのミーか、きりんのくせに。
ダッサイ車、下品な感じがあんたにピッタリよなべのすけさん。
025
なにおぉ、無礼な奴め。
だったらここからとっとと出ていけ。
ちょっと聞いてよ、車を磨けっていうんだよこいつ。
自分でやれやっ!って話よ。
028
欲望に負けた主人公、断ることも出来たんだよ。
出来たんだけどさぁ、断ったら断ったでどんな罵詈雑言浴びせられるかわからないじゃない。
ここはこっちが大人になってやっただけの話よ。
ゼイゼイ言いながら、必死で磨いてやったわよ。
030
ホンッとむかつくわぁ。
ピカピカにしてやったのに、タヌキ商店でも買える服をくれやがった。
どうせグレースブランドの服って言っても、あおむしの服とかなんか変なやつだから。
別にどうでもいいのよ、たとえ貰えたとしてもすぐに売るから。
いなかだいなかだと言いながら、どうせまた来るんだよこいつは。